コンビニ24時間選択制は採用されるのか?王者セブンの苦悩、個店の苦悩、もしも24時間をやめるとしたら

コンビニ24時間選択制は採用されるのか?王者セブンの苦悩、個店の苦悩、もしも24時間をやめるとしたら

2019-04-24

コンビニの24時間体制が揺れています。24時間体制を維持したい本部の思惑と、深夜帯の人員確保と人件費の高騰など、個店での対応の限界が改めてあぶりだされた感じですね。

今後どのように決着するのか、私たち個店はどのように対応し利益を確保できるかについてを私見を交えてご紹介します。

先ほどのネットニュースで、この問題をわかりやすく記事にしていた方がおられましたので、抜粋してご紹介させていただきます。

なぜセブンイレブンはこれほど嫌われるのか?

ライター 中嶋 よしふみ 2019/04/24 06:00

コンビニエンスストア最大手のセブンイレブンが揺れている
2019年2月、大阪にあるセブンイレブンのフランチャイズ店が24時間営業を一時停止したことが発端だ。人手不足やオーナーの体調不良など様々な要因により、24時間営業が困難になったという。24時間営業が原則のコンビニで、しかも本部の意向に反した状況であるとして大きく報じられた。

このお店が営業時間短縮に至るまでのオーナーの苦悩、休みが年間数回しか取れないなど、経緯とその後の動きも含めて、セブンイレブンの対応は後手後手に回り、ネットの反応を見ると「反セブンイレブン」に傾いているようです。

コンビニ各社の株価が10%以上下落
セブンイレブンを傘下に収めるセブン&アイ・ホールディングスの株価は、今年最高値の5133円(1月7日)から、2月19日にトラブルが報じられて以降は急落し、執筆時点で最安値は3828円(4月12日)と2割も下落した。失われた時価総額は1兆円を超える。なぜセブンイレブンはここまで批判されるのか? なぜセブンイレブンはここまで嫌われるのか?それを考える前に指摘しておかなければならないのは、今回の「セブンイレブン騒動」はコンビニ業界のビジネスそのものが問われる事態まで発展しているということだ。

コンビニ本部の本音では24時間営業を辞めたくない、かといって批判も受けたくない、仕方が無いから慌てて無人化の取り組みを加速させている・・・というのが実態だろう。

今回のトラブルをきっかけに、24時間営業の是非を始め、多数のニュースが報じられている。しかしいずれも「各論」ばかりで、「総論」であるコンビニのビジネスモデルは全くと言っていいほど論じられていない。今回の騒動を理解するためにはビジネスモデルを理解する必要がある。なぜなら批判されている仕組みは、すべてコンビニビジネスの根幹をなすものだからだ。

コンビニ本部の利益拡大方針とは?

セブンイレブンが頑なに24時間営業、ドミナント出店を辞めない理由は根底にあるビジネスモデルを維持するためなのです。

コンビニのビジネスモデルは「規模における利益」で、売り上げが多いほど儲かるという原理原則があるからです。ドミナント戦略とは、一定の地域に何店舗も出店させ、配送を効率化させ、地域の知名度も上がり、店に足を運ぶ回数も増えていくといわれています。

そのための24時間であり、本音は、「フランチャイジーが売り上げが低かろうが、廃棄が出ようが、利益がマイナスになろうが、アルバイトの質が悪かろうが彼らには関係ないのです。なぜなら、フランチャイジーの利益より、我が身の利益だからです。

人が集まらないのなら自分で深夜帯に入ればいいじゃないか、というのが本音でしょう。休みがない、過重労働だというが、フランチャイジーも一応いち事業主ですから、経営者には「老ふぉう基準法」は当てはまらないわけです。

特にセブンイレブンはこの兆候が強く、私も一番嫌いなコンビニチェーンです。セブンイレブンを選択しなかった自分をほめてあげたい。

利益の方程式などないのです。

仮に24時間営業をやめたらどうなるか?

もしもみなさんの店舗が24時間営業をやめられるとしたら、本当にやめますか?

私の意見としては、「止められるのならやめてください」です。

家族と過ごす時間も大切です。コンビニの仕事は、ハッキリ言って「命をかける」ほどの仕事ではないからです。

だって、人が作ったビジネスモデルに乗っかって、楽して儲けようと考えたからでしょう。

メンテナンスも日中でもできます。配送も何とかなります。よそにお客を取られる?いまだってとられていますよ。

それよりもメリットが大きいです。

■深夜2人態勢での人件費 約2万円×30日=60万円が浮いてきます。

■廃棄の問題もなんとかなります。夜中に残り物をあさって買いに来ることはありません。

■1日の人件費は2名体制、ピーク時3名体制でも多くて3万だから×30日で90万

人件費が減る分、個店はウハウハになります。

本部は24時間体制を崩したくないので、今後もいろいろな屁理屈で対抗してくるはずです。また、コンビニ経営者はほんのちょっとのことで見栄を張りたがるから、「わたしは24時間をやめません」という人も出てくることも予想されます。

24時間人が集まるようなところは別としても、止められるものならやめる方が、メリットがたくさんです。

本部の言い分「24時営業をやめれば売り上げは減る」

2017/05/15の東洋経済のインタビューでセブンイレブンの古屋一樹社長はこのようにインタビューに答えている。

見直すつもりはいっさいない。夜11時から朝7時の売り上げや人件費を考えれば、閉めたほうがいいというのは誰もが持つ発想だ。だが、そんな単純な話ではない。セブンの場合、朝昼晩とピークの時間帯が三つある。仮に深夜帯に閉めてしまうと、朝と夜の売り上げが激減してしまう。朝7時に来ても、商品が棚に十分並んでいない。夜11時に店に行くと、閉店前なので品数が減っている。その結果、販売の機会ロスが起きる。おそらく店の売上高は3割ぐらい減るだろう。

また、以前24時間営業をやめた店舗についてもこのように言っている。

深夜の営業をやめると、昼間に作業負担が集中してしまう。20〜30年前に24時間営業に異議を唱えた加盟店があり、数十店が16時間営業にしたことがあった。結局、そのうち9割の店舗は自ら24時間営業に戻していた。

いつでもセブンが開いているというのが、お客様の安心感につながるといっています。これなど、ブラフ(脅し)が効果的に個店に効いているのです。

売上が減るのなら、きつくても仕方ないからこのまま24時間営業を続けよう、と。

ではどのようにすれば売り上げ減にならず経費を削減できるのか?

このような状況の中、本部はなんだかんだといって、24時間体制は維持したい考えでしょう。あらゆる手段を講じてくるはずです。

人のふんどしを借りて商売をしている以上、本部に逆らうことはダメだと考える経営者の方もいるかもしれません。

確かに朝のピークは7時からではなく、早いところだと6時に入ってからの場合もありますよね。

このようなお店は、朝は6時から営業を行うが、配送は5時から搬入する。などとできるのならいいです。

トラブルなどは深夜2時から朝方の4時くらいが最も危険ですから、この時間はブランドイメージ向上よりも、売上よりも、人を守ることに力を傾けてもいいのではないでしょうか。

24時間営業を行いたい店舗だけやればいいのですが、どこまでブラフに耐えられるのか疑問です。

ただし、24時間やめたからといって、すべてのお店が利益が出るような経営ができるなどとの考えは捨てた方が良いでしょう。

経営はそんな単純なものではありません。

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