夫婦がうまくいって、子供もしっかり学校に行き、スポーツも勉強も充実した学校生活を送っている。大きい家、小さい家、新築の家、賃貸の家に関係なく、家族がひとつの夢に向かって進んでいて、それぞれが人間として自立している。
逆に、どんなに立派な家に住んでいようとも、子供は学校に行かない、非行に走る、異性問題でトラブルに発展する、父親はいつ会社からリストラに合うかびくびくしている、仕事に自信が持てない、帰れば家の中は散らかっていてごみの山。
母親は父親と仲が悪く、しかし、働かなくては食っていけないので、母親は日夜忙しく、片付けまで気がまわりません。結果、洗い物はたまるは、掃除するわずかな時間まで、横になっていたいという。当然子育てまで気がまわらない、などという家庭もあるのです。
一生懸命にやっていても、なぜ自分のところだけうまくいかないのだろうかと、 一人悩んでいるのです。
①家族経営がうまくいっている状態
家庭が、家族みんなにとって安心できる場所であるということ。そして、みんながそれぞれに認められていて、大切にされている、一人一人の居場所があるということこそ、家族経営がうまくいっている状態なのですね。
家族の状態
親子のつながりは大変強い、しかし決してベタベタした慣れ合いの状態ではない。家の中では、親は親としてしっかり責任を持ち、子供は親を厚く信頼している。
家の中に父性(頑固おやじのような厳しさ)と母性(マザーテレサのような優しさ)が、子供性(楽しくおちゃめな遊び心)の3つの役割が揃っている。
家族といると安心でき、一緒にいると楽しい、心が満たされる。
家で過ごしていると、エネルギーがたまって、また明日から頑張ろうという気持ちになる。
つらいときには、家庭が安全地帯のように自分を包んでくれる。
家族に困ったことが起きても、父親や母親を中心にまとまって、苦難を乗り越えることができる。
親は子供がいることによって、子供は親の姿によって、お互いに影響をしあって成長できている。
乗り越えるべき課題
子供の成長とともに変化していく家族の在り方や、変化の中で起きてくる課題に対して、親としても成長しながら対応していくこと。
忙しくて、家族との時間が作れないときは、人一倍の工夫と心づかいが求められます。「忙しいから仕方がない」は、絶対に禁句です。コミュニケーションを大切にしましょう。
解決策
家族の在り方の変化に対する基本は、夫婦の協力体制にあります。夫婦円満に努めましょう。この土台さえしっかりしていれば、状況が変化しても、家族につながりは揺るぎません。
忙しくて家族との時間が取れない場合は、工夫をします。たとえば携帯電話でのメールやホワイトボードにメッセージを書いたり、手紙などでコミュニケーションでつながりを増やしたり、一緒にお風呂に入る、ハグするなど、肌と肌が触れ合うスキンシップの機会を増やしたりするとよいでしょう。
②厳格な家族の場合
家族内に共通のルールがあり、みんなが守っている家族。リーダーのお父さんが家族をリードし、まとまった行動をとります。お父さんが厳しいので、家の中ではみんな行儀よくしています。でも気持ちにはそれぞれ差があるのが特徴です。勉強のできるお兄さんはほめられて居心地がいいのですが、勉強の苦手な妹は元気がない、お母さんはお父さんに気を使いすぎています。
家族の状態
親は勉強やスポーツ、音楽などの成績や結果について、子供への要求が高くて関心が強い傾向にあります。「お前は絶対プロ野球選手になり、イチロー選手を目指すんだ」「なにがなんでも東大に入り、医者になるんだ」と、はっぱをかけたり、「お兄ちゃんは東大に入ったのに、どうして妹のお前は入れないのだ」などと責めてしまうことがあります。
親は小さいことでもガミガミと叱ってしまう癖があります。
子供は家族といても、あまり楽しくありません。寂しいけれど、家族と一緒にいるのが苦手で、家に帰ると、すぐに自分の部屋に直行します。
家族で買い物や遊園地など、一緒に出掛けることはありません。それぞれが外での自分の幼児は一人で済ませてしまいます。
だから、子供は親に負けないくらいはっきりとした強い性格の子供か、親の前ではおどおどしてしまう、神経質タイプに分かれます。兄弟が比較されている場合は、弱くて、神経質な子供はいつも、つらい思いをしているのです。
課題
子供も大人もストレスがあり、どこかで発散しようとしていたり、それがない場合、内にこもって歪んでしまうことがあります。こらえきれなくなると爆発してしまいます。
夫婦仲がうまくいっていなくて、子供から見てもなんとなくギスギスした空気を感じる場合があります。
家族のつながりに気を付けないと、認められていない子供は、家に大きなストレスを抱えたり、学校に行けなくなったりすることがあります。
解決策
短期的な成果や目の前の結果に反応するよりも、子供の成長を中・長期にのんびり見ていきましょう。
「見守って待つ」姿勢を持ちましょう。
「東大に行って医者になれ」「プロ野球選手になれ」と、高い目標を設定し、それに向かって努力することは、悪いことではないんです。しかし、ただ東大に行けというのではなく、東大に行けば何が待っているのか、大学での巣bらしい学びから何を得られるのか、どのようン仕事に就き、社会貢献できるのか。またはその可能性があるかなども細かく話し合い、イメージすることを忘れずに行いましょう。
誰かにやさしくできた、手伝いをした、掃除を頑張った、人として大切なことができた時は、心からほめて、一緒に喜びましょう。
「なぜ」「どうして」などと、問い詰める聞き方をやめて、「本当はどうしたかったのか」を一緒に考えます。
子供が育っていく中で、「ほめる、叱る」ことで、親の思い通りにさせようとする方法から、大きくなるにつれて少しずつ「任せる、認める」ことを取り入れ、自分で考えて行動する世にしていきます。
夫婦のつながりを大切にして、それぞれの役割から子育てを心がけましょう。
妻への優しい言葉、夫へのねぎらい、夫婦でお互いに思いやりの心をもって気持ちを伝えましょう。
子供の前で、お互いの批判はやめましょう。
何らかの理由で、父母が揃っていない場合は、親自身が穏やかな気持ちになれるように工夫しましょう。余裕をもって子供と接することが大切です。親自身がショッピングやコンサートなどで自分自身が楽しめる時間も作りましょう。子供に対して柔軟性をもって接することが大切です。
家族の緊張感を和らげる「つながり」
家族が集まる部屋に小物を置いたり、家族の写真を飾ったり、部屋の中を温かい雰囲気にしましょう。植物を育てる、ペットを飼うなど、穏やかな気持ちになれるものを取り入れましょう。
家族でお菓子を作ったり、時には父親が料理をしてみんなで食べたりするなど、手作りの温かみをみんなで分かち合いましょう。
お哲ぢを一緒にやるなど、親子で取り組む活動をしましょう。
③のんびり家族の場合
明るく楽しい家庭はいいです。にぎやかでエネルギーもあります。友達みたいな家族です。集まると楽しいのですが、調子に乗りすぎてしまったり、誰かのわがままでもめたりすることがあります。それぞれに趣味があり楽しんでいます。家のことはお母さんが取り仕切っています。お父さんは口出しがあまりできません。兄弟げんかがすぐに起きてイライラしています。
家族の状態
親子が友達関係で付き合っています。夫婦の仲は悪くはないのだけれど、それぞれが別々に楽しんでいる。家族でカラオケやショッピングによく出かけます。
親子で誰かの不満や悪口を言い合い、そのことで盛り上がります。社会のルールを守ることが、親子とも甘いです。が、学校や役所など権威のある所には批判的な気持ちを持っています。
損得に関しては、とても敏感です。親子とも「携帯命(スマホ命)」です。かわいいからといって、いつまでも子ども扱いして子離れができません。
子供はルールを守ったり、きちんとした生活を送ることが苦手です。また実際にルールを破ろうとします。
解決策
親子ともに身を正すよう心がけます。食卓では他人の悪口を禁止します。特に学校の先生の悪口は言わないようにしましょう。
家族それぞれが、必ずやる家事の分担をします。「お手伝いチェック表」を作って、毎日ハンコを押すのもいいでしょう。
特に子供の前では、親は損得を判断の基準にしないように心掛けなければなりません。物事が正しいのか正しくないのか、すなわち「正か悪か」で判断して、それを基準として家族の会話をするようにします。
「おはよう」「ありがとう」「おやすみなさい」「いってらっしゃい」などの挨拶を習慣づけます。親が率先して行います。
玄関の靴は各自で揃えるようにします。これも親が率先して行いましょう。
外食はできるだけ少なくして、家族の食事は家族で作り、同じ時間にそろって食べるようにしましょう。「いただきます」も忘れずに。
毎日きちんと掃除をして、いつも家の中を清潔にしておきます。こまめに片づけましょう。親と子供の境界線をはっきりさせ、親としての責任のある態度をとりましょう。
「ほめる、叱る」のメリハリをつけ、気分次第でほめたり叱ったりしないように注意しましょう。
親が仕事をしている姿を、子供に意識的に見せることも大切です。門限を設けて、守らなければ厳しく叱ります。親としての厳しい姿勢。
携帯電話の使用時間を親が制限しましょう。例えば使用は夜の9時までとし、9時になったら電源を切ってリビングに置くようにします。
夫婦の間の大人の会話には、子供を入れさせないようにしましょう。
子供が問題を起こしてしまったら、言い訳や言い逃れなどをせずに、迷惑をかけた相手に親としてしっかり謝罪すること。また親が誤る姿を子供に見せましょう。
④がんばる家族
お父さんは最近リストラされてしまって、いつも家にいてダラダラと過ごしています。お母さんはパートから疲れて帰ってきたときは、いつも夫婦喧嘩になり、最後はお父さんが暴れて、お母さんに暴力をふるいます。子供たちはいつもビクビクしていて、どうしていいか自分たちにはわかりません。
家族の状態
親が人間として、未成熟の場合があります。生活が苦しくて、親に家族のことを考える心の余裕がない場合があります。
親自身が精神的な問題を抱えており、家族を支えられる状態ではない場合があります。暴力やネグレクトなど、子供への虐待がある可能性があります。
子供が精神的に不安定で、学校で暴力をふるったり、深夜に徘徊したりするなどの生活指導上の問題がある場合があります。子供が不登校や引きこもり状態になる危険性もはらんでいます。
家族経営のコツ4つのパターンまとめ
学校や児童相談所、地域の民生委員など、外部の機関などに相談して、支援してもらうようにします。
頼りになる親せきや知り合いなどに相談しながら、とにかく援助を求める必要があるのです。
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