コンビニ挽きたてコーヒー、チェーン本部、オーナー、それぞれの思惑

大手コンビニチェーン各社は、売上の拡大を図るために、
雑誌やおにぎり、おでん、プライベートブランド(PB)など
様々な商品を“戦略商品”と位置付け、集客を展開してきましたが、
最近特に集客の目玉として最も力を入れているのが、

低価格で手軽に飲める本格的なコーヒーですよね。

参考資料:Yahooニュース

セブンイレブンのコーヒー戦略

2013年に最大手のセブン‐イレブン・ジャパンが、
わずか1杯100円で挽き立てのコーヒーがカウンターで購入できる
「セブンカフェ」が大きな成功を収めると、
コンビニ各社は追随し、<コンビニコーヒー戦争>と呼ばれるようになりました。

1年間で大手5社が販売したカウンターコーヒーは
実に7億杯にも上りました。

コンビニ業界のリーダーといえば、
いわずと知れたセブン-イレブンですね。

売上、利益共にライバルに大きく水をあけ、
圧倒的なトップの地位に君臨し続けています。

コンビニコーヒーの販売においても、7億杯中
4.5億杯を占めるなどライバル企業をまったく
寄せ付けない販売実績を誇っています。

実際にセブン-イレブンでは、
コンビニコーヒーの中で100円という最も安い価格で
多くの顧客を惹きつけています。

また、朝の通勤時やランチの時間帯では、
顧客が集中し、混雑振りから購入を諦める顧客を
少しでも減らすために、抽出マシンを2台以上設置する
店舗を今年の8月末までに全国9000店にまで拡大するなど、
機会ロス(セブンの場合この言葉が大好きです)を極力減らして
市場やマーケットシェアの拡大を図る戦略を取っています。

ローソンのコーヒー戦略

一方ローソンは、コンビニ業界No.2の地位にあり、
明らかにチャレンジャーのスタンスを取っているといえるでしょう。

隙あらば、トップのセブンイレブンを脅かし、
自社がリーダーになろうと虎視眈々とチャンスを
うかがっているともいえるでしょう。
しかし、実際にセブンを追い抜こうなどとは考えていません(笑)

コーヒー事業においてもローソンは、
独自の戦略を貫いています。セブン-イレブン他、大手コンビニチェーンが、
集客の目玉となるコーヒーの販売をほとんど全店で取り扱う中、
ローソンが展開する「マチカフェ」は全国1万1千店舗中
8千店舗ほどに留めています。

当初オペレーションや価格での、もたもた感はあったものの
コーヒーのメニューを増やしたりして対抗してきました。

ファミリーマートのコーヒー戦略

コンビニ業界3位のポジションを占めるのがファミリーマート。
3番手に位置する企業といえども、意外とアグレッシブな経営戦略をとり

コーヒー価格もセブンイレブンの100円に追従してきました。

コンビニオーナーのコーヒー戦略

以前の記事(お店の方は儲かっているの?)でも記事にしましたが、

コンビニ経営にとって100円コーヒーはおいしい商売なのです。
コーヒーは原価に対する利益率が他の商品に比べて高いからです。

店内のほかの商品の粗利は平均約30%なのですが、

コーヒーに関していえば、50~60%あるのです。
コーヒーと一緒にパンや菓子などの<ついで買い>をする客も多いので
売上げも伸びて収益性が上がるのです。

コーヒーは他の飲料に比べて習慣性の大きい嗜好品で
摂取頻度も高いため、新規顧客の獲得と定着にも効果があり、
煙草の売り上げが落ちた分を十分に埋めることができるでしょう。

機械さえ導入すれば特別な技能がなくても
同じ味が出せるのでオペレーションも簡単になっています。

オーナー側から見ても、近年まれにみるヒット商品の登場となっています。

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